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TOKYO TAXI CENTER BASIC

特に注意したいタクシーセンター違反

新人が「そんなことで違反になるの?」と踏みやすい項目を、東京23区・武蔵野市・三鷹市で営業する乗務員向けに整理しました。細かい暗記より、現場で何を確認すれば防げるかを覚えます。

0pt新人ドライバー向け東京エリア
このページについて
東京タクシーセンター「タクシー街頭営業ハンドブック(令和7年8月改訂版)」等を基礎に、実務で踏みやすい点を整理しています。さらに営業区域外での取扱いについては、2026年9月25日に東京タクシーセンターへ電話確認した内容を補足しています。会社ごとの運送約款・社内規定や、乗り場ごとの入構ルールが優先される場合があります。
運転者証

1 運転者証の不表示

持っているだけでは足りません。乗務中は所定の位置へ正しく表示します。

やらかし例:出庫時にセットし忘れる。休憩で外し、戻すのを忘れる。

戻し忘れを防ぐため、出庫時の確認項目として固定化しておくのが安全です。
運転者証

2 新しい運転者証の向きを間違える

2023年8月1日の制度改定後の運転者証は、表を車外側、裏を車内側に表示します。写真・氏名の見える側を客席へ向けないよう注意。

ベテランほど注意:以前の「写真を客席へ見せる」習慣で逆向きにセットしない。

出庫時に「写真・氏名が客席から見えていないか」を1秒確認。
乗車拒否

3 運送の引受けの拒絶

空車営業で乗車の申込みを受けた場合、正当な理由なく断ることはできません。

  • 近いから、行きたい方向と違うから、と運転手都合で断る
  • 空車で走行中、手を挙げたお客様を無視する
  • 乗り場ではない場所で「先頭はあっち」などと言って断る
自分の営業都合は、乗車を断る正当な理由にはなりません。空車時は、安全に乗車申込みへ対応できる走行位置を意識します。
接客

4 接客不良

特別に乱暴なことをしなくても、言葉遣い・態度・確認不足から接客不良につながります。

  • 行先やコースを確認しない
  • タメ口、命令口調、舌打ち、嫌な顔
  • 聞き取れない時に「は?」と返す
基本は「行先確認・コース確認・丁寧な返答」。聞き返しは「申し訳ございません、もう一度お願いいたします」。
呼込み

5 呼込み・客引行為

お客様を自分から呼び込んだり、特定方向へ行くお客様を探して選別する営業は避けます。

特に営業区域外:「東京方面へ行く方はいませんか」など、自分からお客様を探す行為はしない。

営業区域外では「帰り道だから一人拾いたい」と積極的に客を探さない。
表示器

6 回送表示を自己判断で使う

回送表示には使用目的があります。客を避けるため、都合のよい客だけを選ぶため、といった使い方はしません。

今回の確認ポイント:東京タクシーセンターの電話回答では、「営業区域内へ戻る」ことだけでは正当な回送表示の理由には該当しないとの見解でした。

区域外から戻る=自動的に「回送」ではありません。所属会社の運送約款・社内規定も確認します。
メーター

7 メーター不使用

「うっかり」でもメーターを使っていない事実があれば指導対象になり得ます。乗車時のメーター操作を、ドア操作と同じくらいルーティン化します。

道を間違えたからといって、途中でメーターを切って走るのも自己判断で行わない。まず謝罪し、会社の対応手順に従います。
ルート

8 迂回走行

お客様の指定経路があるなら復唱。指定がない場合も、主要経路を確認してから発進するとトラブルを大きく減らせます。

ナビ任せで遠回りになっても「ナビがそう案内した」だけでは十分な説明になりません。

迷ったら、走りながら推測せず確認する。
料金

9 不当な料金の請求

運賃・料金は認可されたルールとメーター等に従って扱います。運転手判断で金額を足したり、正規の運賃取扱いを勝手に変更したりしません。

料金トラブルは「その場で自分流に処理しない」。分からなければ会社へ確認。
支払い

10 釣銭不足をお客様に押し付ける

釣銭は乗務員側で準備するのが基本です。高額紙幣が続いて不足した場合でも、お客様に「コンビニで崩してきて」と当然のように求めない。

出庫時と休憩後に、小銭・千円札の残りを確認。釣銭不足は予防できるトラブルです。
乗合

11 乗合類似行為

無関係のお客様同士を、運転手の判断で同じ車に乗せるような営業は行いません。

最初から一緒に乗車する同一グループのお客様とは別の話です。

「方向が同じだから一緒にどうですか」と運転手側から組み合わせない。
乗り場

12 区域外の駅乗り場へ安易に入る

駅のタクシー乗り場には、入構できる会社が限定されている場合があります。営業区域外へ実車で到着したからといって、そのまま乗り場で次のお客様を待たない。

知らない乗り場は「空いているから入る」ではなく、入構条件を確認。
営業区域外

13 営業区域外でお客様を降ろした後の動き

2026年9月25日に東京タクシーセンターへ電話確認したところ、実務上の案内は次のように整理できます。

  • 区域外で自分からお客様を探さない。
  • 「営業区域内へ戻る」という理由だけで回送表示にはしない。
  • 駅のタクシー乗り場は、入構会社が限定されている場合があるため安易に入らない。
  • 積極的に営業するのではなく、そのまま自分の営業区域へ戻る。
  • 渋滞・信号待ちなどで停車中に、お客様側から乗車を申し込まれた場合は行先を確認する。
  • 行先が自分の営業区域内であれば乗車させてよい。
覚え方: 区域外では「自分から探さない・区域内へ戻るだけで回送にしない・申込みを受けたら行先を確認」。
会社独自ルールに注意
東京タクシーセンターでは、各タクシー会社が独自に申請している運送約款の内容までは把握していないとのことでした。会社独自の運送約款・社内規定によっては、回送表示が適切となる場合もあり得ます。所属会社のルールがある場合は必ず確認してください。法令上のより正式な解釈が必要な場合は、関東運輸局等への確認を案内されました。
銀座・規制地区

14 乗車禁止地区・入路規制を「だいたい」で覚える

銀座などでは、時間帯によって指定乗り場以外での乗車、入路、客待ち、進入に細かい規制があります。境界ギリギリを感覚で扱わず、最新の規制図を確認してください。

特に花椿通り:規制時間帯の取扱いは、最新の東京タクシーセンター資料で確認してから進入します。実車降車後の退出方法も含め、現場の思い込みで判断しないことが重要です。

「前に通れた」「他車もやっている」ではなく、その日の公式規制に従う。

違反を減らす一番簡単な方法

出庫時に 運転者証・メーター・表示器・ETC・釣銭 を確認。乗車時に 行先・ルート・メーター を確認。区域外や規制地区では 自分の判断だけで表示器や営業方法を変えない。この3回の確認で、かなりの「うっかり違反」を防げます。
公式情報: 公益財団法人 東京タクシーセンター「タクシー街頭営業ハンドブック」および事業者・運転者向け最新案内。
東京タクシーセンター・タクシー街頭営業ハンドブックを確認する ↗
※営業区域外の記載は2026年9月25日の東京タクシーセンターへの電話確認内容を実務向けに整理したものです。各社の運送約款・社内規定を否定するものではありません。法令上の正式な解釈が必要な場合は関東運輸局等へ確認してください。