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NEW DRIVER BASIC

タクシー運転手の心得

新人のうちは、道を全部覚えることより「安全に、確認して、感じよく送る」という仕事の型を固める方が大切です。売上は、その型の上にあとから乗ってきます。

0pt新人ドライバー向け約8分
最初の目標は「高い売上」ではなく「無事に一日を終えること」。
事故、違反、クレームを避けながら営業を続けられる人ほど、経験が積み上がります。焦って一発の売上を取りにいくより、同じ基本動作を毎回きちんと繰り返すことが近道です。
1

出庫前の5分を惜しまない

運転者証、メーター、ETC、決済端末、釣銭、ナビ、ドア、車内の忘れ物や汚れ。営業を始めてから気づくと、全部が面倒になります。

「走り出してから確認」ではなく「走り出す前に確認」を習慣に。
2

乗車から降車までの型を作る

毎回同じ順番で確認すると、抜けが減ります。

挨拶›行先›ルート›メーター›発進›支払い›忘れ物確認
3

分からない時は、分かったふりをしない

似た地名、同名ホテル、駅の出口、建物の入口。曖昧なまま走り出す方が危険です。「〇〇駅の東口でよろしいですか?」のように具体的に確認します。

聞き返すことは失敗ではありません。確認せずに間違える方が大きな失敗です。
4

ナビは助手。最終判断は人間

ナビは便利ですが、工事、車両規制、乗降位置、入口の向きまでは完璧ではありません。お客様から経路指定があれば復唱し、指定がなければ主要経路を簡潔に確認します。

「ナビがそう言ったので」は、お客様にはほぼ通用しません。
5

近距離のお客様ほど普通に接客する

短い距離はタクシーの日常です。顔や態度に出すと、数百円の営業が大きな苦情に変わります。近距離でも長距離でも同じ挨拶、同じ確認を。

短距離で降りた場所が、次のお客様につながることもあります。
6

ミスをした時ほど、言い訳より先に対応

急ブレーキ、道間違い、接触、車内トラブル。まず安全を確保し、お客様の状況を確認。必要な謝罪をして、会社の手順に従って報告・対応します。

気が動転した時に自己弁護から入ると、事故や苦情がさらに大きくなります。
7

売上より「空車時間」を見る

新人は一回の高額営業に目が行きがちですが、営業全体では「どれだけ長く空車だったか」の方が改善しやすい数字です。乗せられなかった30分を振り返ると、次の動きが見えてきます。

8

毎日3つだけ記録する

全部の日報を分析する必要はありません。印象に残った「乗せた場所」「時間」「降りた場所」を3件だけ記録してください。1か月後には、自分専用の営業地図になります。

新人のうちは、この7点だけ毎回確認

✓ 行先を復唱したか
✓ ルートを確認したか
✓ メーターを正しく操作したか
✓ 急発進・急停止をしていないか
✓ 聞き取れない時に丁寧に聞き返したか
✓ 支払いを急かしていないか
✓ 降車後に車内を確認したか