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ベテランドライバーのお客様の探し方

ベテランは「この場所なら必ず乗る」という秘密の地点を知っているわけではありません。時間、天気、人の流れ、降車後の次の一手を重ねて、空車の時間を短くしています。

0pt新人ドライバー向け営業の考え方
お客様は「場所」ではなく「流れ」の中にいます。
同じ駅でも朝と昼では需要が違い、同じホテルでも雨の日と晴れの日では動きが違います。最初は「どこへ行くか」より「なぜ今ここに人が動くのか」を考えてみてください。
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まず「時間 × 場所」で考える

駅、オフィス、住宅、病院、ホテル、商業施設、繁華街。場所には役割があります。その役割に、人が動く時間を掛け合わせます。

  • 朝:住宅・ホテルから駅や仕事先へ
  • 昼:病院、ホテル、買い物、業務移動
  • 夕方:オフィスから駅・会食先へ
  • 夜:飲食店、繁華街、駅から自宅・ホテルへ
「有名な場所だから行く」ではなく「今、その場所から人が動く時間か?」で判断。
2

降ろした場所から次を考える

実車中に次の営業は始まっています。目的地の周辺に、駅、ホテル、病院、オフィス、商業施設があるかを見ます。

「降ろしたら元の得意エリアへ空車で戻る」だけだと、目の前の需要を捨てることがあります。
3

雨は「長距離」より「乗る理由」が増える

雨の日は、普段なら歩く距離でもタクシーを使う人が増えます。駅だけに集中せず、病院、ホテル、商業施設、オフィス出口など「濡れたくない場所」も見る。

短距離を嫌がらない。雨の日は回転の速い短距離営業が続くこともあります。
4

イベントは「始まる時」より「終わる時」

コンサート、展示会、スポーツ、宴会。終了時刻の前後に人が一斉に動きます。ただし会場周辺は交通規制や乗降規制が入ることがあるため、規制を確認してから近づきます。

人が多い=どこでも客待ちしてよい、ではありません。
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「長距離が出る場所」より回転を見る

新人ほど一発の長距離を狙いがちです。でも1時間待って1回乗せるより、短時間で何回も乗せられる場所の方が安定することがあります。

見る数字は「単価」だけでなく、待ち時間+空車で走った時間です。

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付け待ちは「列の長さ」ではなく回転を見る

10台並んでいても、次々にお客様が来る乗り場なら早く進みます。3台しかいなくても、お客様が来なければ動きません。

5分見れば「列が動いているか」は分かります。動かなければ固執しない。
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流しは歩道を見る。でも運転が最優先

空車時は、お客様が立ちそうな歩道側、建物の出口、交差点の先を早めに観察します。乗車申込みへ安全に対応できる走り方を意識し、急な車線変更や急停車はしない。

お客様を見つけても、危険な停車をしてまで取らない。事故を起こしたら営業どころではありません。
8

一度乗せた場所を「自分のデータ」にする

アプリや高度な分析は不要です。メモに「時間 / 乗車場所 / 降車場所」を残すだけ。何度も同じ時間帯に乗る場所が見えてきます。

他人の「ここが稼げる」より、自分が実際に乗せた履歴の方が強い。
9

「違和感」にアンテナを張って街を見る

お客様を探すときは、ただ人の多い場所を見るだけではありません。「少し変だな」「この人は何をしているんだろう」という小さな違和感に気づくことも大切です。

  • 信号が青になっても横断歩道を渡らない人
  • 電車が終わっている深夜に、駅の方向へ歩いている人
  • 深夜に、コンビニの袋を持たずにコンビニを背にして歩いている人
  • 深夜に、ガードレールの切れ目でスマホを操作している人
  • タバコを吸い終わったあと、周囲を見回している人
  • 交差点や建物の前で立ち止まり、車の流れを気にしている人

こうした人は、これからタクシーを探そうとしている可能性があります。「振り返ったらお客様かもしれない」「顔を上げたら手を挙げるかもしれない」と感じる人の横を通るときは、周囲の交通に十分注意しながら少し速度を落として様子を見ます。目が合ったら、安全に停止できる場所なら一度止まってみます。

ベテランドライバーの現場メモ:
深夜は「タクシーを探しています」と分かりやすく手を挙げている人ばかりではありません。ガードレールの切れ目でスマホを見ている人、コンビニを背にして歩いているのに袋を持っていない人、こちらを一度見てからまたスマホを見る人。ほんの少しの違和感がお客様のサインになることがあります。

何も考えずに通り過ぎた車には、そのお客様は見えません。

空車になった時の30秒ルール

① 今は何時?

通勤、昼間、夕方、終電前後。まず時間帯を確認。

② ここは何の場所?

住宅、駅、ホテル、病院、オフィス、繁華街。人が出る方向を考える。

③ 5〜10分先に何がある?

需要がありそうな場所へ自然に流れる。大きく空車移動しすぎない。

④ 今の場所を捨てる理由はある?

「なんとなく有名駅へ戻る」をやめるだけで、空車距離が減ることがあります。

最初の1か月は、売上よりこの3つを記録

✓ 乗せた時刻
✓ 乗せた場所
✓ 降ろした場所
✓ 長く空車だった場所と時間
営業の大前提: 乗車拒否、違法な客待ち、乗車禁止地区・乗り場規制、危険な停車をしてまで売上を作らないこと。営業方法は所属会社の指示と最新の東京タクシーセンターの規制を優先してください。